一皿毎の盛り付けが楽しい、アミューズが豊富で色々なものを食べるのが好きな方には嬉しいコース料理をいただけるお店です。
当時のお店での思い出
夕立と残暑の初秋っぽい時期。この日はど平日なので自分ともう1組だけだったようです。いいお値段のコース料理なので、この月はケチってケチってこの日を迎えました。ケチから解放される気持ちも入って一際美味しく感じられました。
お一人様入店情報(2023現在)
- お一人様OK。
- 公式ホームページからのweb予約でおひとり様予約可能です。
メニュー(料理名および食材名は当時お店による表記を参照)
- 秋刀魚 銀杏 落花生
- 兎 セロリ 冬瓜
- スッポン 小芋 豆 ハモントレベレス
- 平目 大根 発酵米
- 鮑 茸 ミズノ実
- 鮮魚 烏賊 ユリネ
- 素麺 海老 菊芋
- 鹿 蓮根 ホオズキ
- マスカット セルフィーユ
- トリュフ 洋梨 米
- 茶菓子
スケッチ
■秋刀魚 銀杏 落花生
・秋刀魚のフラン
・秋刀魚のマリネと
揚げ春巻き
こちらのお店では決めた素材から2品以上のアミューズがいただけます。秋刀魚の旨みと苦味、辛味を合わせた一品と秋刀魚のマリネと合わせる揚げ春巻きの食感が良い一品。食用紅葉は初めてです。
■兎 セロリ 冬瓜
・兎のコンソメジュレと
セロリのエスプーマ
・兎肉ミンチのベニエ
・兎背肉のバロディーヌ
兎肉をベースにした3品のアミューズ。それぞれの兎肉の食感が異なり、素材の合わせ方も見事です。鶏に近い食感はクセがなく美味しくいただけます。コンソメが美味しい。
■スッポン 小芋 豆 ハモントレベレス
・スッポンのコンソメ
生ハムと小芋のガレット
・豆のチュイールカップ
だだちゃ豆
香ばしいガレットとスッポンのコンソメがめちゃ美味です!豆チュイールのカリカリカップとだだちゃ豆は一口で。甘いタレが豆の旨みと小芋をほどよく味をまとめてくれます。
■ 平目 大根 発酵米
・平目の刺身
・自家製千枚漬け
・べったら漬け、
子持ち昆布のタルタル
・発酵米のアイスパウダー
・海ぶどう
フレンチですが、なんとも和のテイスト。なんとなく夏の名残を感じさせる一皿です。
■鮑 茸 ミズノ実
・茸と貝の合わせスープ
・スライス鮑
・椎茸、大麦、ミズノ実
・ハナビラダケのフリット
ここからパンが登場。バターがやわらかーい。珍しいミズノ実は豆みたいな部分がぬるりとしてまさに「水ムカゴ」。それに合わせるシコシコ食感の鮑とスープ、キノコ、大麦が複雑かつ味と食感の変化を楽しめます。
■鮮魚 烏賊 ユリネ
・クエのポワレ
・ケンサキイカの
イカスミタルタル
・百合根の泡ソース
まったりとした甘めのユリネ泡ソースとクエのほどよい歯応えと旨みが合います。ケンサキイカのタルタルもアクセントに。
■素麺 海老 菊芋
・海老出汁スープ
・三輪素麺
・菊芋チップス
・甘海老、菊芋タルタル
・菊の花
海老の香りがしっかり香ばしいスープと三輪素麺、菊芋の香ばしさ、食感も合わせて美味しい一皿。菊の花の見栄えも良い。
■鹿 蓮根 ホオズキ
・蝦夷鹿のロースト
・蓮根の肉詰め
・ホオズキ
・シェリー酒のソース
このお店は肉を本当に美味しく仕上げてます。アミューズと前菜が多いので肉が小さめになりますが、美味しさが存在を薄れさせません。下味のほどよさと肉を柔らかく仕上げているのが素晴らしい。
■マスカット セルフィーユ
・セルフィーユの
ブランマンジェ
・マスカットスライス
・セルフィーユオイル
メインデザートを迎え入れるための小デザート。ハーブの香りとさっぱりした甘さが舌をリセットしてくれるような感じです。
■トリュフ 洋梨 米
・トリュフミルクアイス
・米のジュレシート
・米のアイスパウダー
・カカオグランブル
・洋梨
・米のアイス
今回の液体窒素によるアイスパウダーの出番の多さよ。アイスもグランブルの食感、ジュレシートもほどよい調和です。トリュフの香りはなんとなくあるって感じですね。トリュフの匂いが苦手っていう方もいるのでこれくらいが丁度いいのでしょうかね?自分としてはもうちょっと香って欲しかったですが…
■茶菓子
・ビーツと
フランボワーズのシュー
・栗のボンボンアイス
・ハーブティー
お茶菓子もしっかり凝ってるのがいいですね。甘味がいっぱい楽しめるのは甘党の自分にとってありがたいのです。ハーブティーは何のハーブかな?分かりませんでした。