お店情報(2025年現在)
・ヴィラコムニコ ジャンル:イノベーティブ
・住所:奈良県奈良市雑司町486-5

前コムニコから移転されたお店。イタリアンとフレンチをベースに薪を使った料理が楽しめます。
当時の思い出
この日は堀田シェフお休みでスーシェフ右馬さんと増田さんのお二人で薪焼と発酵をテーマとした特別コースを提供するというイベント。
基本ディナーですが、若草山の麓の桜が綺麗な時期にランチとして訪れ待合のラウンジで優雅なひととき。
2部制で昼/夜の各最大8名の1日限りのコースをいただけるレアなイベントでしたが参加できました。
自分の中ではコース料理を食べ慣れた上級向けな内容かなと思いました。誰が見てもわかる美味しいやつやんというよりチャレンジングな一皿が多く、コース構成も味もこう来たかという印象で、とても面白かったです。機会とお金があればまた参加してみたいものです。
お一人様入店情報(2025現在)
- 食べログではお一人予約可能ですが、ディナーは選べない様子。ランチはステーキランチのみとなります。
- お一人様予約は公式HPから。
- tableCheckですので要カード情報入力。
メニュー(特別限定コース)
- アミューズ1
- アミューズ2
- アミューズ3
- 前菜1
- 前菜2
- 魚料理
- スープ
- メイン
- デザート1
- デザート2
- カフェ・小菓子
スケッチ
▪️アミューズ1

今回のイベントではドリンクは完全オーダー。ペアリングワインだと特別なものもあったらしいです。ラウンジでもお茶のみ。
食材に牡蠣と明記されていたので牡蠣が入っているのかと思ったら牡蠣はマヨネーズとして使われてメインは薪焼きで仕上げたロメインレタス!なんともチャレンジングな一皿!まろやかにしてくれる卵黄の削りと変わりマヨネーズで複雑な味わいに。薪火の香りもいいですね。
▪️アミューズ2

初めて聞いたマサ。なるほどトルティーヤの原料なのか。こちらはスナックな感覚でいただけます。生地の香ばしさも良い。味のまとめ方がなんとも絶妙。
▪️アミューズ3

奇抜だわ〜。こういう一皿が出るなんて驚きです。見た目もそうですが、料理としてもただの筍料理としてペロリと食べていいものか迷う一皿。スケッチに書いてあるように様々な工夫を凝らしています。筍の柔らかい食感と複雑に構成された旨みを味わいます。2口分。あっという間。アミューズと考えればまぁそうかなと。
▪️前菜1

ねっとり仕上げのアオリイカと歯切れ良いアスパラスライスをこれまた複雑な味わいのソースでいただきます。味の核はアオリイカのマリネで、オアハカソースの酸味とまろやかアスパラソースで変化を楽しみます。
▪️前菜2

これは見た目にもわかりやすい美味しいやつ。味付けが上品な甘さの甘辛さで、時にナスタチウムの花のスイートチリが甘みの幅を広げてくれたりして美味しいです。また食べたい。
▪️魚料理

熟成を感じさせる旨みと香りのサワラ。そこに苦味のクレソン、菜の花と昆布と唐辛子のソースと合わせます。発酵生姜は……う、うーん印象がない……他の食材が主張しまくるので。
今回パンはおかわり不可。ムースが余りまくり。もったいねー!普通のバケットでもいいので用意して欲しかったです。もったいねー!
▪️スープ

スープとしてますが、ラビオリが入っているのでパスタという一皿かも。
これは自分には挑戦的な味というか山菜の苦味とエビのコンソメの味の組み合わせをどう捉えるかと。これが一番上級者な一皿に感じました。ラビオリは、うん、美味いです。
▪️メイン

奈良で鹿肉!……ということで山菜と同じ石川県から来た鹿肉を使っております。
肉やわらか〜。ソースの味変も面白い。さらにミンチの方も甘いビーツと合わせて美味しい。分けて食べるとバラバラになるので一口で。これも見てわかる美味いやつです。
▪️デザート1

また変わったチップス!ある程度しっかりしたオブラートみたいな。でもこれが八朔果肉とカスタードに一皿の厚みを与えてくれます。変わってて美味しいデザート。
▪️デザート2

下へ食べ進めるほどに味の変化を楽しめるデザート。春らしい一皿ですね。下部の香辛料の香りが効いたソースがいいですね。
スケッチの構図がえらく偏った!
▪️カフェ・小菓子

最後はシンプルにクイントカントでもお馴染みのサラメディショコラータがお茶菓子。
いやーヴィラコムニコの引き出しの多さに今後の期待がさらに膨らむコース料理でした。