
お箸で食べられるフランス料理をコンセプトに京都の和食とフレンチを融合させた懐石のような料理が味わえるお店です。品数も多く、コストパフォーマンスも素晴らしいです。
当時のお店での思い出
もう開店から16年なのだそうです。お店のあり方も円熟味が増して、コロナ禍の中でも蕎麦を打つなどして料理を楽しんでいるのが会話の中でも伺えました。そのお蕎麦が今回初めて味わえました。スタッフの皆さんも明るくフレンドリーだし、こうしたお店の常連になれたことはありがたいことだなと思います。
お一人様入店情報(2023現在)
- お一人様OK。カウンターもあります。
- ホームページからのweb予約は2人から。
- お一人様は電話での予約になります。
メニュー(お店でのメニュー表記はありませんので独自項目)
- アミューズ
- 前菜
- 八寸
- サラダ
- 魚料理
- メイン
- お食事
- デザート
スケッチ
■アミューズ
少し生ハムの粒の残ったクリーミーで旨みのあるマスカルポーネムースとトマトの酸味、甘海老のねっとり甘い美味しさが合わさって大満足の一品。コースの期待値を上げてくれます。
■前菜
しんじょ(真薯)とありますが、フラン、もしくは茶碗蒸しのような感じ。香ばしいエビのかき揚げと鱧の炙りがいいアクセントに。食感と甘味のアクセントをコーンが演出。出汁が美味しい。
■八寸
おせちもやられているこのお店ならではの八寸。それぞれが過度に主張しない程度に味付けされているので、重くなりません。今回の八寸は何があるか、これを楽しみにしている部分もあります。
■ サラダ
夏らしい焼き茄子と金糸瓜(そうめんかぼちゃ)とマリネされた魚介の食感が合います。上に乗ってるマスタード焼きメレンゲも辛子の風味がありながら甘くてサクサク食感。ズッキーニソースでまろやかに。ラタトゥイユシューもしっかり味で負けていません。
■魚料理
甲殻類の旨みしっかりのアメリケーヌソースとポワレが合います。パンにも付けてしっかり味わいました。アスパラソバージュの遭遇率の高さは流行りなのか旬なのか?
■メイン
デミグラスのようなソースと河内鴨の旨み、柳松茸のシャクシャク食感が美味しい。そこに温められたアメリカンチェリーのほんのりした甘味がいい調和を産んでくれます。
■お食事
シェフがハマっている蕎麦作り。粉っぽくなく、コシがしっかりの二八蕎麦です。帰り際のお見送りの際にエプロン姿で現れて蕎麦へのハマりようがうかがえます。フレンチのシェフならではの色々な蕎麦料理を食べてみたいかも。